3.身体障害者の自立の為の補助
身体障害者の自立の為の補助として良く知られているものに、盲導犬があります。
盲導犬は、視覚障害者の自立の為の補助犬となっています。そして、身体障害者補助犬法によって、公共施設や交通機関が補助犬を侵入させることを拒否できない為、飼い主である視覚障害者と共に中に入ることが許されています。これによって、視覚障害者の行動範囲が広がり、通勤も、白杖に比べると短時間で行える為、障害者自身も就業することができるようになりました。そして、企業側も視覚障害者を雇いやすくなりました。
しかし、こうした社会になるのには、随分と時間が掛かっています。今では珍しくない盲導犬ですが、犬であるということから、法律があっても現場では受け入れられないといった状態もあり、盲導犬という補助が社会の中で理解される為の努力を、障害者自身や障害者を支える支援者によって行った結果、今の社会ができあがったのです。
盲導犬が認められたことによって、他の障害者の為の補助犬も認められるようになりました。聴覚障害者の為の聴導犬、そして、身体障害者の為の介助犬です。しかし、聴導犬や介助犬は、近年やっと知られるようになったことや、育成の情報が盲導犬に比べると知られていないことから、未だに入店拒否をするところもあるといった状態です。しかし、盲導犬の時と同じ様に、情報が公開され、支援が広がり、多くの人が受け入れ始めています。社会は日々、変化しているのです。補助犬だけではありません。身体障害者においての補助となるものには、義足や車椅子、点字案内板、読み上げ機能など、さまざまな形であります。こうした補助を受け入れ、理解する動きが、近年の社会では広がりつつあるのです。
サイト内関連記事
- 1.障害者が経済活動に参加しやすくなった訳
- 障害者の経済活動への参加は、近年に始まったことではありません。 しかし、近年ほど......
- 2.自立の為の補助
- 障害者の雇用が促進されると共に、自立も促進されています。障害者が自立する為には、......
- 4.知的障害者の自立の為の補助
- 知的障害者は、身体障害者とは違い、外から見て分かる体の部分や内臓といった部分に起......
- 5.精神障害者の自立の為の補助
- 精神障害者の補助は、あまり知られていません。精神障害者の場合、身体障害者や知的障......
