3. 障害者の自分の力で生きて行く時代に
障害者自立支援法が施行され、障害者への自立が促されています。
障害者の立場に立っていないといった声もありますが、そう言いながらでも、多くの障害者が自立に向けて頑張っています。
障害者の家族の中には、自立する必要はないと考えている方もいらっしゃるかもしれません。今まで、障害者の雇用促進が活発に行われていなかったことを考えると、それが自然の流れのような感覚も起こるでしょう。しかし、障害者の自立の必要性は、将来を見据えたものでもあります。障害者を守るのは、その親であり、その兄弟です。障害者と共に年を重ねていくことで、親は障害者自身よりも援助できるだけの体力がなくなって行き、親だけでは障害者を守っていけなくなる時期が、やがて訪れます。兄弟においては、同じ年代の周囲と比べて、自分の人生を犠牲にしているような感覚に陥る時が来るでしょう。
そうしたことが、障害者の心にも、重く伸し掛かるかもしれません。そうならないようにする為には、障害者自身も、親も、兄弟も、自分の人生を大切にしながら支え合うことが必要になってくるのです。お互いが譲れるものは譲り、助けてもらうところは助けてもらう、そういった相互の関係が必要なのです。
そうした相互の関係を良いものにする為には、障害者自身が自分の力で生きていくという強い心を持つことが必要になってきます。家族ではない誰かの助けを受け入れられる心、自分から助けを求められる勇気、そして、自分の力でできることはやって見ようとする躍動を身に付けることが必要なのです。だからこそ、自立することが大切になってくると思います。自立させるということは、障害者の未来を良いものにすることでもあるのではないでしょうか。
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