3.それぞれの人生を尊重しよう -2




障害者を一人残し、旅立たなければならない日が来るのです。その時、自立できていなかったらどうでしょうか。残される障害者は不安でたまらないでしょう。訓練されていない心は、すぐに折れてしまうかもしれません。親が子を守ることは、大切なことです。しかし、子どもが一人で飛び立てるようにすることも、親の務めだと思います。いつか別れる日が来ることを人間は分かっているのですから、その時の為に、障害者自身の人生を尊重し、自立を支援する生活を送ることは、必要なことなのです。
兄弟においても、同じことが言えます。いくら兄弟とはいっても、それぞれに人生があります。例え、守らなければならないという強い気持ちがあっても、自分の人生を送りたいという欲求は生まれます。そういう感情は誰にもあります。そういう感情を隠したまま守ることを続けても、障害者にも罪悪感が生まれるでしょう。自分のせいでと、自分を責める人もいるでしょう。それでは、お互いに良い気分がしません。兄弟であるからこそ、お互いを尊重し合える、そして、本当に助け合わなければならない時に助けられる関係を築くことが、その後の障害者を守ることにも繋がるのではないでしょうか。
人間だからこそ、お互いを尊重することが、障害者も、健常者も、必要なのです。


トップページ

(C) 2010 障害者の就職と雇用の問題